同僚の川瀬は同い年で彼女のいない男です。
さぞや性的な不満も高まりまくっているだろうと思いました。
ライブチャットでオナニーした話を酒の席でしてやれば、良い肴になる。
不満な彼も、大いに喰いつくに違いないと思いました。
しかしながら、彼の反応は違うものでした。
「DXLIVEは、以前利用経験があるんだ。あれ、どうしても魅力的だから課金が膨らんじゃって利用できなくなっちゃうんだよね。だから今は無料でオナニー鑑賞しているんだ」
このセリフに、驚きを隠しきれませんでした。
「無料って、なによそれ」
僕はてっきり、魅力たっぷりの相互オナニーの見せ合いはお金を支払わなければ出来ないと思い込んでいたため、彼の言わんとすることが判断できませんでした。
「電話エッチしたい女を見つけて、LINEのような無料通話アプリ交換をすればいいだけじゃないか」
言われてみればなるほど、納得という感じでした。
「女って、ムラムラしていても気軽にセフレ募集には乗っかってこないだろう。だけどテレフォンセックスは全く別なんだよね。やりたい女がゴマンといるから、出会いやすいんだ」
「ちなみに、何処で相手探しをする？無料掲示板や無料アプリ？」
「いやいや、無料のところは危険過ぎるから、絶対利用しないほうがいいよ。エロい通話相手は出会い系が一番だね。俺利用しているのがPCMAXにJメール。少ない課金でオナ電希望者と気軽に出会える場所だ」
安全性が高いPCMAXとかJメールは、大勢の女性たちが集まっている場所だと、川瀬は断言しました。
ここには通話希望者たちが集まっているため、出会い探しにあまり苦労しないと言います。
「LINEトークで、エロい話を盛り上げ、LINE電話でアヘ声聞く。お互いの興奮が高かったり、関係が深まって行くと、テレビ電話の出番ってわけ」
合理的だと、素直に感じてしまった僕でした。
確かにこの方法なら、DXLIVEと同じエロチックな行為が無料で楽しめてしまう。
「ただし、ライブチャットみたいに、キラキラ女子は選べないけどな」
だけど無料なら、それあまり関係ないんじゃないか？素直に思ってしまいました。